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     国民の敵、小泉総理

 彼は日本の総理大臣ですが、彼は方針を持って動いています。それは何か。
 彼の外交の基本はアメリカです。つまり日本の利権とか権益とか言われている戦前からの考えだけです。危険なのはそのことだけで戦争に走ることです。戦前の動きが証明しています。
 有史以来戦争は利権や権益をめぐって引き起こされたのではないでしょうか。その結果大量の日本人や東南アジア諸国民が犠牲になりました。
 彼にはあるべき日本の姿などは考えません。現実路線のみです。日本は資本主義の国ですからいかに財界の利益を守るかのみに徹しています。その為には国民に嘘もつきます。
 皆さんはどのように思いますか。

 環境汚染から守るために原発を推進すると言いながらイラクは石油の安定輸入にとって大事な地域だとか言っています。意味不明としかいいようがありません。脱石油でなかったか??
 またイラク戦争は大量破壊兵器は問題ではない。軍事同盟のアメリカが戦争を開始したから日本も追従したというものです。国連決議も必要ありません。アメリカと一緒にやりたい放題です。
 先の国会で大量破壊兵器がないと質問すると、あなたは「フセイン寄りの考えだ」と決め付ける。国民に説明の義務があるのにできないとレッテル貼りで逃げようとする可愛そうな人間です。
 過激派は国民を引き付ける為に過激な言動をとることがあります。小泉はまさしくその程度のものですが注意すべきは右翼ということです。主権の存する国民に説明もなしに勝手に物事を決めています。自民党の独裁でないなら小泉の独裁と言ってもいいでしょう。小泉は危険な道に国民を引きずり込もうとしているのです。
 結局彼はその場その場で適当な言い逃れをしながら日米同盟に基づきイラクに自衛隊を派遣したいのです。理屈などはありません。
 憲法上無理があることを推し進めようとするので、国民に理解できる説明ができないのも当然です。(そもそも小泉は憲法前文しか読んでいません。憲法は国を治めるための多くのことが書かれています。憲法を尊重し擁護する義務についても書いてあります。)
 だから世論調査では「小泉は説明不足」という見方が80%にもなっているのです。このことだけを見ても小泉は総理大臣は失格なのです。小泉はかなりあせっているようですね。(歴代の総理大臣はもう少し国民に配慮した言い方をしていました。)
 国民に本音をわかりやすく言ってしまうと選挙に負けるから、苦し紛れの嘘をついているだけなのです。

 国民はインフレデフレなどの政策に騙されてはなりません。また、景気という甘い言葉ににも騙されてはいけません。景気が回復しても労働者の実態を良くするとは誰も約束していません。これまでインフレで労働者が犠牲になり、デフレで労働者は犠牲になっています。
 いずれにしても労働者の状態はよくなりません。
 なぜならば労働者の犠牲の上に成り立つのが資本主義社会です。景気が悪いと言いながらトヨタが1兆円の利益がありながら労働組合は遠慮しているのです。協力しているのです。これまではトヨタのヤミ給料もよく問題になっています。儲け過ぎても労働者に還元はしません。
 一方で資本が蓄積する。しかし他方で消費ができない。海外投資ということになります。消費低迷。
 皆さんそうは思わないですか。歴史はこの悪循環の繰り返しです。人類の歴史は利権が戦争の原因でした。資本の論理でした。今まだ続いています。被害者は労働者をはじめとする国民ばかりです。現在の日本の状態を作ってきたのは歴代の自民党政治だったのです。
 政治家は利権に走り国民の生活を犠牲にし、大量の紙幣ばら撒き政治を行ってきたことを忘れてはならないのです。同じ轍を何度も踏んではならないのです。人間である限り、、、、、

 国民の多くは行財政改革を小泉に期待しているのが世論調査などでわかります。
 しかし国民を騙そうと考えている人間が国民の生活向上に取り組めるでしょうか。答えはノーです。彼は国民の為に行財政改革をするつもりはありません。財界のために行財政改革を行い、いかに財界の利潤を増やし国際競争力をつけさせてやるかが目的です。そのために行財政改革をすれば生活が安定するとの国民の思いを利用しているだけなのです。改革すればよくなる。改革は着実に進んでいる。改革なくして○○なし。少し国民に痛みを。民営化を断行。テロに敢然と立ち向かう。国連決議に反したからアメリカを支持した。テロから脅迫をうけた。・・・・・・・などたくさんの妄言スローガンを並べて福祉の切り下げ強行など、従順な国民を騙しているだけなのです。
 小泉は国民より財界の利権が第一なのです。国民のために頑張っても儲からないのです。これが自民党と言われる人達の本質でしょう。なかには変人もいますが。

 以下に中村さんの言葉を掲載します。    
 2月26日 「変人が権力を握ると…」 中村敦夫
 映画「アドルフの画集」を見た。ヒットラーの若き日、画家を目指していた時代の話だ。テーマ的にも、映画作品としても興味深い。時代が大きく変革を必要としている時、しばしば人材不足でリーダーが見つからないケースがある。そんな時、ただの変人が特定の勢力のピエロとして利用されるが、それが物理的に力を持ってしまい、社会がとんでもない方向へ向かう。その事が、この映画で見事に表現されている。この主役を小泉首相にあてはめても、なるほどとうなずける部分がある。