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高速道路建設のつもりが一般道路に(富山県)

 下記のような案内をうけた。

 「能越自動車道の高岡インターチェンジから高岡北インターチェンジ間4.5kmが無料の自動車専用道路として、来る6月13日に開通(一般車両の通行は午後3時より)します。
 本区間の供用に併せ、13日午前6時より、富山県道路公社が有料道路として管理している小矢部砺波ジャンクションから高岡インターチェンジ間について、現在の3箇所の料金所を2料金所に再編し、区間均一料金にするなど料金徴収方法を下記のとおり変更しますので、お知らせします。
 なお、「福岡本線料金所」の料金の支払いは、当分の間、現金のみしか扱いません。公用車でご利用になる場合は、あらかじめ、資金前渡により現金を確保されたうえ、ご利用いただきたく、ご了解願います。
 また、関係団体等への周知についても、よろしくお願いします。」


 富山県の道路行政は以上のような、無計画ぶりを露呈した。料金収入では徴収業務すらできないということらしい。どんな見通しを立てていたのだろうか。こんなことなら最初から一般道を建設したほうが安上がりであった。そして○○バイパスを作ったほうが効率的であった。なぜ車の通らない不便な道路を作ったのか不思議である。為政者は納税者がいるということを忘れている。
 他には富山西インターもある。余りにも利用者が少なく、先行き心配である。お金を使うのはいいが、財政困難のおり、もう少し有効な税金の使い方を考えることができなかったのだろうか。誰のために使っているのだろうか。国民県民はリストラで苦しんでいるのです。
 誰がどういう政治責任をとるのだろうか。これくらいははっきりして欲しい。

 有料道路の問題での大きな誤算の一つに立山有料道路がある。当初計画ではマイカーからも料金徴収を予定していた。しかし環境保全のために大型バスしか通れなくなったのである。県政はこんなことの繰り返しである。いつの間にか県民の借金が増えていくしくみになっている。

 またダム建設をめぐっても大問題がある。国土交通省は多目的ダムをつくるが広く金を集めるために自治体などへの参加を呼びかける。自治体は国土交通省の策略にはまり、多額の県税をそこに払い続けることになる。特をしているものもいる。関電とか北電などである。一番高くつくダムを国土交通省につくらせ、比較的安い発電所の建設費のみで発電ができるしくみになっている。今後役に立たない建設費の一部を富山県が税金で払い続けていくのです。

 バイパスなど渋滞緩和の為に道路をつくるが、信号機ばかりで渋滞緩和になっていない。立体交差などの工夫をしないと、最初から渋滞する道路を建設しているようなものである。こんな繰り返しでは無駄が多すぎる。国土交通省や富山県はもう少し有効な税金の使い方をして欲しいものである。富山県の8号バイパスはその典型である。最初から完璧なものをつくると、あとは仕事がなくなるという問題があるが、税金は有効に使うことが求められる。富山県警も同罪である。

 県議会で承認する前に富山県当局が提案している訳で、まず提案者を処分すべきで、次は大幅な赤字を生むような議案に賛同した議員も返済など処分の対象である。そうしないと無責任が横行してしまい、悪行はなくならない。

 行革とは以上のようなことに真剣に取り組むことではなかったのか。ばら撒き予算の縮減もされない。一番重要ところが改革されないで、職員の賃金切り下げばかりでは行革に取り組む姿勢そのものに問題があります。

                                      
 
                                                                            

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