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劣化ウラン弾の悲劇

 悪逆非道の劣化ウラン弾を使用する米軍を糾弾しよう。

 今もなお劣化ウラン弾で苦しみ亡くなる人たちの映画をみました。「ヒバクシャ」です。子供たちがどんどん白血病になり苦しんで死んでいきます。現代の出来事です。腹が立って仕方がありません。この憤りのやりばがないのが残念です。

 アメリカやイギリスそして日本までが人類の存亡をも儲けの対象にしているようです。このような資本主義社会は変える以外に人間らしく生きることができないと思うようになりました。私は劣化ウラン弾の危険性には無頓着だったのです。深く反省しています。

 黒部のコラーレで富山県氷見出身の鎌仲ひとみ監督の映画「ヒバクシャ=世界の終わりに」をみました。イラクの子供たちが劣化ウラン弾により体内被曝し、白血病などの病気になり多くが死亡していく現実。劣化ウラン弾が爆発し粉塵となり国土自体が汚染してしまっていること。そして経済制裁を受け白血病の治療薬すら大量破壊兵器の開発につながるとして輸入できないこと。アメリカのワシントン州のプルトニウムを製造するハンフォード工場で原発施設のある風下でほとんどの住民が癌などで死亡していること。そして飲料水が汚染されるのは数十年先に必ず起きること。アメリカ政府はやはり因果関係を否定していること。現地の農夫はそこでとれたジャガイモを日本に大量に輸出していることなどです。

 1996年には北海道、東北そして日本全域で子宮癌の発生が大幅に増えたこと。これはその約10年前のチェルノブイリによる影響の可能性が否定できないとのこと。放射能の大気汚染が進んでいることなど無関心でいられなくなりました。怖いのは原発だけではなかったのです。イラクに派遣された自衛隊員も被害に合う可能性は非常に高い。原発に何故煙突が必要なのかに対して、微弱な放射能汚染物を撒き散らしているとのこと。10年後20年後はどうなるのか地球全体が汚染され人がすめなくなるのではと心配になりました。

 アメリカブッシュ大統領はまず世界中にばら撒いた劣化ウラン弾と粉塵を回収する義務があります。アメリカは広島長崎の原爆投下とその後の被害の調査を生かすどころか悪用し地球を破滅に追いやろうとしている。広島長崎は人体実験だったことを否定できる証拠がアメリカにあるのだろうか。

 アメリカは科学の先進国です。しかしどんな立派な科学もそれを使う人たちにより全く違った結果になります。依然としてワシントン州の風下にある住民の皆さんの被害に関しては「因果関係」が証明できないとの理由で責任を放棄しているのが実態です。私の意見はブツシュが劣化ウラン弾の粉塵を吸い込み10年後に体に異常がないということを自ら証明すべきだと思います。(アメリカは人体実験の盛んな国で多くの人たちが材料に使われています。訴訟も起こっています。)

詳細は下記のページでうそと真実を見極めてください。

 劣化ウラン弾は日本の沖縄県鳥島にも存在し、どこにあるかわからないチリを吸っただけで人体が放射能に汚染され白血病や各種癌に侵されるのです。子々孫々までもが利益の対象になり犠牲になるのです。政府と米軍は時々調査をしているそうです。
 イラクでは今特に子供たちが犠牲者です。なんら罪がない子供たちが犠牲になり、劣化ウラン弾を使ったアメリカを支持している小泉内閣に本当に腹が立ちます。イタリアやフランスなど軍隊を派遣した各国にも被害が出始めています。
 このような事態の前には、日常的な強盗や殺人などは小さいものに思えます。人類滅亡の危険があるからです。


 米の放射能人体実験次々崩れた機密の壁

http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/index.html

 映画「ヒバクシャ 世界の終わりに」
http://www.g-gendai.co.jp/hibakusha/

湾岸戦争時の帰還兵69万人中25万人が被爆帰還兵。
アメリカのワシントン州はBSE問題でも有名で、日本はここからの牛肉の輸入を禁止している。

劣化ウラン弾の使用量
1991年 湾岸戦争  94万発 315トン以上
1945年 ボスニア/ヘルツェゴビナ 1万8千発
1999年 セルビア空爆  3万1千発 40トン
2001年 アフガニスタン  500トン〜1000トン
2003年 イラク戦争     500〜2000トン
      イラク軍車両のほとんどが劣化ウラン弾で破壊されたまま放置されている。
アメリカはこのように大量のウラン238を地球にばら撒き破壊し続けている。

劣化ウランと原発

 天然ウランはウラン235を0.7%含みほとんどがウラン238である。核分裂を起こしやすいウラン235を5%程度までに濃縮すれば原発に使用可能となる。この過程で生じたウラン238を中心とした副産物が劣化ウランであり、非常に硬く貫通能力が高いので軍事転用(砲弾)されている。また大量に出てくる劣化ウランの処理を考えた場合も有効とアメリカは考えている。一石二鳥である。
 天然ウランを処理した場合15%が原発燃料であとの85%が劣化ウランである。
 通常(軽水炉)の原子力発電では、ウラン238を濃縮した後のウラン235を燃料として使用する。イランの核の問題で「濃縮阻止」というアメリカの主張があるが、これは軽水炉で使用する燃料ウラン235を作らせないと主張しているもの。
 原発でできる使用済み核燃料を再処理することによりプルトニゥム239が生まれる。プルトニゥムは毒性が強く、核分裂により増殖する。プルトニゥムは高速増殖炉という型の原子炉で、天然ウランや濃縮ウランを取り出した後に残る低品位のウランと組み合わせて使うことにより発電所の燃料となる。先に大事故を起こした「もんじゅ」がこれである。しかし冷却材に水ではなくナトリウムを使用するため克服すべき問題は多い。原発を続ければ大量のプルトニゥム(核弾頭の原料)が蓄積されることになる。

α線を放射し続ける。                
半減期 プルトニウム 2万4千年
      ウラン238  45億年

 通常アメリカはもちろん、日本政府も原発推進上の立場からデーターの公表や危険性について国民に知らせることを拒んでいる。
原発そのものは二酸化炭素などは出さないが、ウラン発掘と濃縮時に大量のエネルギーを消費するとされている。

 ウラン235は広島への核爆弾に使用され、プルトニゥム239は長崎に使用され、大量の犠牲者・被爆者を生み出し、現在も社会問題化している。


参考
劣化ウランに関するよく尋ねられる質問   (アメリカ大使館のページから =アメリカの一方的主張 )

劣化ウランはどのように、なぜ使われるのか
 劣化ウラン(DU)は、タングステン弾あるいは対戦車成形炸薬弾(HEAT)を使用するときより遠距離の敵に対し、国防総省が使うことがある。これは、DUがより高度の弾道特性を持っているためである。標的に当たると、タングステン弾は鈍化するが、DUは自身が鋭角化する特性がある。DU弾は、従来の運動エネルギー弾よりも通常25%有効射程が伸びる。

 米国軍はまた、戦車の装甲保護を強化するためにDUを使用する。注目すべき例として、2層の鋼鉄の間に挟まれたDUの1層で強化された厚い鋼鉄装甲を持つM1A1エーブラムズ・メインバトル戦車は、イラクのT72戦車3台の接近攻撃をはね返した。イラクの戦車からの砲撃3発をはね返した後、エーブラムズ戦車の乗員は、3台のイラクの戦車をそれぞれ1発のDU弾で破壊した。

 DUは高密度の物質を必要とする工業分野でも多数利用されている。その例には次のものがある。バラストや釣合いおもり、航空機の平衡制御装置、航空機の平衡・振動減衰、機械類のバラストや釣り合いおもり、ジャイロローターその他電気機械式釣り合いおもり、医療・工業用シールド、放射性薬品用輸送容器シールド、化学触媒、顔料、X線管。


劣化ウランとは
劣化ウランは健康に有害か
劣化ウラン弾の軍事使用―着弾の後、何が起こるのか
人間が被ばくする場合とは
子どもや妊娠中の女性が特に被害を受けやすいのか
劣化ウランに被ばくした人々に関する調査の結果は
国際原子力機関(IAEA)の役割は

劣化ウランとは

 劣化ウランは、天然ウラン鉱を原子炉や核兵器に使用するために濃縮する際に残る副産物である。有毒で高密度の超硬金属である。
 濃縮プロセスの過程で、ウランに含まれるより放射性の強いアイソトープの大部分が取り除かれるために、「残された」劣化ウランの放射性はウランより約40%弱い。

 劣化ウランの放射線は、われわれが日常的に受けているバックグラウンド放射線(自然界に偏在している微量の放射線)と大きな違いはない。劣化ウランの放射性は弱い。例えば、多くの古い夜光腕時計にいまだに使われているラジウムの300万分の1、また火災検知器に用いられているものの1000万分の1に過ぎない。
 超高密度であることに加えて他の物理的特性を有するため、劣化ウランは、戦車の分厚い装甲を貫通する弾丸や、防御用の装甲保護に軍事利用する上で理想的なものである。劣化ウランは、核兵器ではない。

劣化ウランは健康に有害か

 劣化ウランの被ばくと、がんやその他の重大な健康上あるいは環境上の影響の増大との関連を、信頼できる科学的証拠に基づいて証明するものは存在しない。
 劣化ウラン被ばくに関する最も信頼できる調査は、除去不可能な劣化ウランの破片が体内に残っている湾岸戦争の復員兵に関するものである。これまでのところ、ウランの化学的毒性あるいは放射能毒性による健康異常をきたした復員兵はひとりもいない。

 劣化ウランが健康を害する主要因は化学的毒性ではなく放射能である、という誤解が多く見られる。他の重金属と同様、劣化ウランは、潜在的に有毒である。劣化ウランを飲み込んだり、吸い込んだりした場合、量が多ければ、化学的毒性の故に有害である。高濃度の場合には、腎臓障害を引き起こす可能性がある。
 世界保健機関(WHO)によると、放射能毒性が肺がんを引き起こすのは、極めて多量の劣化ウランの粉じんを吸入した場合である。白血病など、放射線が誘発する他のがんのリスクは、かなり低いと考えられている。

劣化ウラン弾の軍事使用 ― 着弾の後、何が起こるか

 劣化ウラン弾が装甲車両に命中すると、吸入される可能性のある劣化ウランの微粒子を含むエアゾールが形成される。汚染物質の大半は、被弾した車両内部にとどまる。
 しかし、粉じんの一部は空中に散り、風で拡散したり、雨で地面にたい積する。劣化ウランの粉じんの大部分は、命中した攻撃目標から数百メートル以内にとどまる。時間が経過するにつれて、地面にたい積した劣化ウラン微粒子の粉じんが地中に吸収される一方で、より大きい劣化ウランの破片は地面にそのまま残り、腐食し始める。

 ほとんどの場合、標的に命中する貫通弾の割合は、10%以下である。標的をはずれたり、「ソフト」標的(非装甲車両)に命中した劣化ウラン貫通弾から生じる粉じんの量は、わずかである。粘土や砂のような軟らかい地面に衝突する弾丸の多くは、そのまま地中に入り込む(地質によるが、深さは数メートルまで)。
 劣化ウラン貫通弾の腐食には種々ある。例えば、ケイ砂や酸性火山岩の場合には、可溶化率が高いために、地下水の局地的な汚染につながる可能性がある。しかし、線量率がバックグラウンド放射線レベルを大幅に超える可能性は低く、その地域の住民に対するリスクは最小限にとどまる。

人間が被ばくする場合とは

吸入
 考えられる被ばくの主な経路は、劣化ウラン弾が硬い標的に命中する際に生じる劣化ウランの粉じんを吸い込むことである。吸入することで、肺やその他の器官が被ばくする可能性はある。命中直後に標的の近くにいた人間が、最大の線量を受ける可能性が高い。劣化ウランの影響を受けた地域の住民が被ばくする経路は、最初に地面にたい積していた劣化ウランの粒子が、風や人間の活動により再び空中に舞い上がったものを吸入することが考えられる。

経口
 かつての戦闘地域で遊ぶ子どもや、そこで働くか居住する成人が、劣化ウランで汚染された土を誤って、または故意に飲み込むことで被ばくする可能性はある。食物連鎖の中でウランが循環することは実際上ないので、汚染された土壌から飲料水やその地域で生産される食料に劣化ウランが混入して、その地域の住民あるいは訪問者に害を与えることは考えられない。

人体接触
 皮膚を通した接触被ばくの可能性は概して低く、重要ではない。劣化ウランに皮膚が触れたことにより放射線やけど(紅斑)を負う可能性は、仮に数週間劣化ウランに皮膚が触れていたとしても、低い。しかし、劣化ウランは傷口を通して、または体内に残された劣化ウランの破片から血液に入り込む可能性はある。

体内残留
 WHOは以下のような報告をしている。 a) 体内に入った劣化ウランのほとんどすべて(98%)は排泄され、血流に到達することはない。 b) 血液に吸収されたごく少量のウランの約70%は、24時間以内に腎臓でろ過され、尿として排泄される。この量は、数日の間に90%に増加する。

子どもや妊娠中の女性は特に弱いのか

 児童と成人の間で、劣化ウラン被ばくによる健康への影響の受けやすさに違いがあるか否かは、分かっていない。しかし、科学実験により、えさとしてウランを与えられた動物の場合、幼体は成体に比べて、より多くのウランを血液に吸収することが分かった。
 WHOが2001年に行なったアセスメントは、劣化ウランの被ばくと、先天的異常発症の間のいかなる関連性も否定している。

劣化ウランに被ばくした人々に関する調査の結果は

 劣化ウラン被ばくの健康への影響に関して現在行われている最も詳細な調査は、湾岸戦争当時味方からの誤射を受けた33人の復員兵に関するものである。これら復員兵の大半が、その体内に、除去不可能な劣化ウランの破片が残されている。今までのところ、尿に含まれるウランのレベルが大きく増加しているにもかかわらず、1人としてウランの化学的毒性または放射能毒性により異常をきたした復員兵はいない。
 しかし、健康への影響に関しては、長期にわたる、より包括的な調査が必要であることが一般的な認識である。


 国連環境計画(UNEP)が2001年(コソボ)と2002年(セルビアとモンテネグロ)および2003年(ボスニアとヘルツゴビナ)に行なったIAEA専門家も参加した調査によると、1990年代中ごろに行われた戦争で使われた劣化ウラン弾の残留物が、報道されているバルカン地域でのがんの発生リスクの増加と関係している可能性は非常に低いことが分かった。この調査では、この地域の住民が多大に被ばくした可能性は極めて低いとしている。

国際原子力機関(IAEA)の役割は

 IAEAは、放射線被ばくに対する一般市民の安全に関する問題に絶えず気を配り続けている。IAEAは、劣化ウラン残留物による放射線の影響の可能性に関する評価に積極的に参加している。
 IAEAは最近、1990年の湾岸戦争で使われた劣化ウラン弾の残留物に関して、クウェートにおける放射線事情の調査を完了した。この報告書は、数カ月以内に発表される予定である。

劣化ウランに関する情報 国務省国際情報プログラム室

2003年4月1日

 劣化ウランについて誤った情報と根拠の無い不安感が多くみられる。米軍は、劣化ウランが持つ優れた装甲車両貫通力を利用するため数種類の弾薬に劣化ウランを使用している。
 劣化ウランは自然環境にごく普通に存在する元素である天然ウランの派生物である。自然環境には少量の天然ウランが存在しており、それを私たちは毎日、吸い込み、食べ、飲んでいるのだが、それに気がつかない人は多い。

 U-235とU-234は、天然ウランの中の放射性の強いアイソトープで、それを抽出して核燃料や兵器用の濃縮ウランを製造する。劣化ウランとは、こうした放射性の高いアイソトープの大部分が分離された後に残ったものである。劣化ウランの放射性は、実際には、自然環境にある天然ウランの放射性より40%低いのである。

 WHO(世界保健機関)は、2001年4月の報告で、「ウランや劣化ウランにさらされたことによる白血病をはじめとするがんの発生の増加は立証されていない」と述べている。

 欧州委員会の2001年3月の報告書は、「人間が被ばくする経路と現実的なシナリオを考えてみると、劣化ウランによる被ばくが人間の健康に認められる影響(例えばがん)を及ぼしえない」という結論を出した。

 NATO(北大西洋条約機構)は、2001年1月の報告書で、「今日のデータに基づくと、劣化ウランとがんとの関連は立証されていない」と述べている。

 1999年、ランド・コーポレーションの劣化ウランに関する研究は、「がんその他の健康被害と、たとえ大量であっても呼吸や(食物に含まれた形での)摂取を通して天然ウランにさらされることで受ける放射能との関係を示す証拠は、文献に示されていない」と結論づけた。

 おそらく、劣化ウランとがんとの間に関係がないことを示す最も印象的な例は、劣化ウラン弾を被弾した装甲車に乗っていて、劣化ウラン弾の破片に当たった湾岸戦争の復員兵20人に関する研究結果であろう。体内に残っている破片が長さ20oを超える者もいる。これらの復員兵の尿のウラン濃度は高かった。しかしながら、実際に劣化ウランを体内に持ったまま生活しているにもかかわらず、白血病、骨肉腫、肺がん、腎臓病を発病した者は1人もいなかった。さらに、彼らの子供たちについて出生異常は一件も報告されていない。1999年に行われた研究では、「これらの人々のうち誰一人として、現時点で、ウランにさらされたことと関連する臨床上の悪影響を示す証拠は皆無」であると結論づけている。

 劣化ウランがイラクの新生児がんの原因だという非難は、事実無根である。実際に、イラクによる、発ガン性物質を使った化学兵器の使用こそが、劣化ウランのせいだとされるがんや出生異常の原因である可能性が最も大きい。

 独立系の研究は、イラク政府が化学兵器を使用した地区で、がんや出生異常が大幅に増えたことを示している。イラク北部のスレマニヤ大学医学部の学部長であるフォウアド・ババン博士によると、1988年イラク政府が化学兵器で5000人のクルド人を殺害したハラブジャでの「先天異常の発生率」は、「広島と長崎の原爆投下後の住民における発生率の4から5倍も高い」。同博士は、「成人や子供の珍しい悪性のがんの発生率は、世界中のどこよりもずっと高い」と語っている。

 原子炉とは

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