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 庁内LANの掲示板に以下の案内が掲載されました。富山県庁は赤字で職員の賃金カットまで行わざるをえない状態にあります。加えて小泉改革が財政赤字を地方に責任を転嫁していることもあり、県の台所は火の車です。年金問題をはじめ福祉関係の予算も削減されようとしています。節約に努めねばならないのに、新幹線広告費などは全く無駄です。こういう時期には新幹線の建設どころではありません。
 新幹線は富山県ではどうしても必要なものではありません。在来線の北陸線がありますし、富山空港もあります。時間短縮のメリットは極めて少ないのです。まして民放テレビにコマーシャルを出すと言うのは、知事や県幹部の常識を疑いたくなりますね。新幹線は国が運営するのでなくJRという民間の会社が運営します。その民間会社の直接の利益拡大につながる宣伝は不当なものと思います。
 新幹線の建設は富山県に住むものにとっては急ぐ必要は全くありません。建設が遅れれば遅れるほど国民負担が少なくて住むのです。ところが経済界は違います。高額な建設費が懐に転がり込んできます。ごく一部の経営者がぼろ儲けし、一方では労働者が低賃金で働かされる構造が眼に浮かびます。
 富山県は新幹線の建設のために通勤道路がダンプカーで埋まり通勤ラッシュとなっているところがあります。スーパー農道をダンプカーが走り回っています。どこが県民の為になっているのでしょうか。

 以下の文面には「地元機運を盛り上げ」とありますが、何のために盛り上げねばならないのでしょうか。また「県民の皆様の理解を深めていただく」とありますが、理解を深めさせてどうしようというのでしょうか。コマーシャルで「早期完成」ができるのであれば全国放送で毎日やればよいのではないでしょうか。今まで何のために知事などが東京に出張し、自民党議員や関係者と懇談してきたのでしょうか。これも理解に苦しむ悪政です。
 皆さんの意見を聞かせて下さい。


北陸新幹線テレビCM放送のお知らせ   平成16年5月18日 新幹線建設課

 この度、富山県北陸新幹線対策連絡協議会及び北陸新幹線建設促進富山県民協議会では、長野から富山までの早期完成と、富山以西のフル規格による早期全線整備に向けて、地元気運を盛り上げ、県民の皆様方に理解を深めていただくため、平成15年末に引き続き「テレビCM」による広報を下記により実施することとしましたので、ご案内いたします。
                       記

1 広報の手法  テレビCM
2 放送本数   県内民放3局 合計18本
3 放送期間   平成16年5月20日(木)から5月30日(日)まで
           放送予定時間帯はこちら
4 放送時間   15秒/回
5 放送内容
 運転席から見える景色を中心にし、乗車の擬似体験が味わえる構成としています。各シーンには文字テロップで整備効果を表示し、エンド画面では富山以西の延伸と早期完成を訴求する内容としております。


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